2021年09月04日

新人研修プログラムzoom講義「触り方・動かし方の基本(タッチ、操作の基本)


人材開発室のPT軽部、OT伊藤です。


9/3は新人研修プログラムzoom講義「触り方・動かし方の基本(タッチ、操作の基本)」担当はPT軽部。
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何気なく利用者さんに触れていないでしょうか。

何のために触れるのか。
問いかけました。
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基本的な触診について学びます。
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皮膚の構造、つくりからも学びます。
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いくつかの具体的な方法を動画で確認しました。
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マッサージのイメージ。
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実際の実技は、現場にいるたくさんの先輩達から吸収しましょう!

先輩一人から一つずつワザをもらうだけでも、たくさんの財産になるはずです。

先輩方も惜しみなくワザを提供してあげてください!

それが自身の学びにもなるはずです。


当日参加できなかった方々には、録画資料を閲覧できるように録画URL、YouTubeの動画URLを各事業所メールへの送付に加えて、Googleドライブで共有しています。
ともに社外秘、限定公開のため取り扱いには留意していただきご活用ください。


When one person teaches.
Two person learn.
"独りが教えると、両方学ぶ"

教える人が学ぶ姿勢を見せ続けることで一緒に変われる。

教える側が学び、ともに成長するという関係性へ。

"よき臨床から、よき教育と研究が生まれる"
"よき研究から、よき臨床や教育も生まれる"
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2021年09月03日

アクティブ夏祭り【デイサービス松原】 その@

松原事業所の山野です。8/23(月)〜8/27(土)の間、アクティブデイサービス松原において、毎年恒例の『アクティブ夏祭り』が行われました。

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毎月恒例の「アクティブ•オリンピック」よりはゲーム種目、1種目が多いです。今回は『ピッタリ、0324!『カラフル・ルーレット』です。


まず、『ピッタリ、0324!』は、日野上OTが企画したゲームです。ビー玉とおはじきを手に取り、目標の値に近い重さを予測して量るゲームです。


目標値は、ゲームのタイトルに「0324」とあるので、”324グラム”です。324グラムにピッタリ当てるのはなかなか至難の技なので、図った量が、300340グラムになれば条件クリアになります。

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300グラムと言われても、ピンと来ないな〜。」

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 「もうちょっと、多めに入れようかな?」

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なんと奇跡の324グラム!


ところで「0324」という数字が気になりませんか? 何故かと言います「0324」→「オサニシ」と松原•泉北事業所の責任者 長西PTの名前が由来です。この説明書も手が混んでいますね。夏祭り005.JPG

もう一つは、山野が企画しました。『カラフル・ルーレット』です。以前放送されていたテレビ番組、東京フレンドパークのダーツゲームをイメージして作りました。

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まさに夏休みの工作です。 

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ルーレットが回るところをお見せできないのが残念です。

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ダーツの代わりにマジックテープを巻いたピンポン球を投げます。

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5回投げて、合計点数が70点以上ならば、目標クリアです。

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目標をクリアするごとに景品のお菓子の内容がランクアップします。

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「それっ!!」             

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なんと、150点です!!           

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続いて、150点! ピース!!  

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更に上回る、170!!


コロナ渦のため、感染予防に細心の注意を払いながら行いました。例年はレクリエーションゲーム、2種目ですが、今年はもう1つお楽しみがありました。それについては、“そのA”でご報告致します。



posted by Active at 16:38| Comment(2) | TrackBack(0) | 松原

2021年09月02日

アクティブオリンピック2020in吹田


アクティブデイサービス吹田OT好見です。

吹田事業所では、オリンピックの開催に合わせて7月26日〜8月6日にかけてアクティブオリンピック2021を開催しました!!

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曜日対抗の団体種目「みんなで輪リレー」、個人種目の「カップインピンポン」の2種目を行いました。


「みんなで輪リレー」では、棒を使い輪投げの輪っかを隣につないでいきます。10本の輪をリレーするまでの時間を競います。
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棒を使いリレーする事で、距離を保ち感染対策をしながらも、声を掛け合いながら一丸となって、楽しまれている様子でした!!
練習では2分前後の記録でしたが、本番ではどの曜日でも記録更新をする結果となりました。
優勝チームの記録は1分4秒というスタッフも驚くような、結果を収めました!


「カップインピンポン」では、得点が書かれたコップを箱の中に並べ、ピンポン玉を投げ入れ合計得点を競いました。

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力加減や、高得点の的への狙いを定めることに苦戦されながらも、真剣な顔で集中しながら取り組まれていました。
 
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練習では、二桁得点を取ることがなかなか難しく苦戦されていました。
しかし、本番では練習の成果を発揮され、優勝者は33点という記録を修めました!!


競技ごとの表彰式をお行い、ささやかながら記念写真入りのメダルとお菓子をプレゼントしました。

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コロナ禍のため、デイサービスご利用時も利用者様同士が積極的なコミュニケーションをとることも難しい状況続いています。

細心の感染予防策を取りながら開催した今回のイベントを通し、利用者様同士が声をかけ合う様子や、笑い合う光景が多々見られました!!

今後もこのようなイベントを開催し、利用者様同士が笑い合ったりできる場を提供していきます。


アクティブデイサービス吹田一同
posted by Active at 09:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 吹田より

2021年09月01日

読書感想ブログその9〜学校に作業療法を〜

どうも。

泉北 兼 心意気実践チームのむろのぞのです。


今月の本はこちら。


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学校に作業療法を

「届けたい教育」でつなぐ学校・家庭・地域




この本には『作業療法士・先生・保護者とチームで「子どもに届けたい教育」を話し合い、協働することで、子どもたちが元気になり、教室、学校が変わる。


先生が自信をもって教育ができれば、障害の有無にかかわらず、子どもたちは必ず元気に育つ。』


と書かれてあります。


著者は仲間知穂さんという作業療法士の方です。


仲間さんは回復期病院に6年間勤務後、作業療法士の養成学校で7年間講師を務め、2009年よりボランティアで学校での作業療法を開始されました。


2016年作業療法士による学校訪問専門の事業所「こども相談支援センターゆいまわる」を設立し、現在は当事業所の代表を務めておられます。


私は数年前までは小児、発達分野には全くといっていいほど興味がありませんでした。

自身に子どもがいなかった、ということも関係していたかもしれません。


ですが子をもつ親という立場となり、日々保育園の先生らと子どものことについて色々と話したりする機会をもつようになったことで、一気に小児、発達分野に興味を持ち始めることになりました。


この本を読んで以降、保育園を「ただ子どもを預かってもらっている場所」という認識ではなく、

「どうやったら先生たちの届けたい保育、教育が子どもに伝えられることができるのか。

そのために自分(保護者)はどういった意識をもち、行動をとればいいのか」という考えに変わりました。

今回は専門書のため、少し内容の濃いものになるかもしれませんが、できるだけスッキリまとめて文章化できるようにしたいと思います。

お時間ある方は是非読んでみてください。





●はじめに
「先生が自信をもって教育ができれば、障害の有無にかかわらず、すべての子どもたちは必ず元気に育つ」

「届けたい教育」に焦点をあてる学校の取り組み

専門家を脱いだら何が残るのか



はじめに、で書かれてあるこの文面にいきなり先制パンチをもらったような気がしました。

専門家として果たすべき役割ももちろんあると思いますが、それ以上に人として、対象の方に「どうなってほしいと思っているのか」「どれだけ相手の可能性を信じ続けることができるか」が根底にないと私達の資格は単なる飾りに過ぎないのではないかと感じました。



●part3 「届けたい教育」の視点
テーマ1 問題解決志向の課題
2)問題を解決しても変わらない生活

「私には二人の息子がいる。高校生と中学生だから二人ともご飯をよく食べるのよ。あなたは『体を無理に動かさないで』と言ったわね。じゃあ誰が夕食を作るの?ヘルパーがいないと動けなかったら、私は自由に夕食を作れないでしょ」

自分がその人の生活や人柄や役割などに目も向けず、身体の問題を治すことだけに専念していたことに気づいた

私が出会う子供達の多くが、終わる事のない問題解決へのアプローチの中で、変わらない生活に苦しんでいます。苦しむのは本人だけでなく、全力で頑張り続けている先生も保護者も同じなのです。



これは著者の仲間さんが病院勤務時代、入院から外来まで関わった患者さんから言われた言葉だそうです。

できないことをできるようにする。危険なことはしないよう助言する。

こういった関わりはリハ職、特に病院に勤務しておられる方であれば決して少なくないと思います。

しかし私たちが対象としておられる方々は残念ながら現在の医療では完治できないご病気、後遺症をお持ちの方もおられます。

こうした関わりを漫然と続けることがどれほど対象者、そのご家族を苦しめることになるのかを、決して忘れることなく私たちは胸に刻んでおく必要があると感じました。



テーマ2 「届けたい教育」に焦点をあてる
2)問題の形は同じでも「届けたい教育」は違う
・「問題行動」の形態は同じでもその先にある届けたい教育はそれぞれ違う
・先生がその子に届けたいことだけでなく、親が学校で出来るようになってほしいと願うことや、その子自身がやりたいこと、できるようになりたいことも含まれる
・その子の将来に向けて、いまかなえたい大切な活動がすべて含まれる
・「問題行動」の解決にすぐには動かず、先生、親、本人の大切な「届けたい教育」を明確にし、目標としてチームで共有してから具体的な評価や情報提供に動きます




3)なぜ「届けたい教育」に焦点を当てることが重要なのか
@チームエンパワメントを引き出す
・明確にされた「問題」の原因はすぐに解決すべきこととして、先生や親の自由な選択を奪うかもしれません

・先生がしたいことであり、本人と親がその生活で望むこと、その「届けたい教育」をかなえるための取り組みはチームに参加する全ての人の自由な選択でもある

・先生が「届けたい教育」をかなえる選択の幅を広げていくことを助けること

・先生が子供たちの問題を感じる行動を、障害や特性などの病理的観点から理解しようとする事の代わりに、生活の困難を乗り越えて、彼らの願望をどうかなえていこうかと、考えていくことに集中できることを大切にしていきます

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図左)特性への対応に焦点を当てた巡回相談
図右)届けたい教育に焦点を当てた巡回相談




中心となるべきは我々療法士ではなく、子どもであること。

専門知識や技術を持っていることで、どうしてもすぐに課題や問題が見えてしまうのが専門職というもの。

しかしそこで専門職である我々が話し出してしまっては素人である先生や保護者の方は何も言えなくなると思います。

評価や情報が先ではなく、まずその子に対して親御さん、先生がどういった教育を届けたいと思っているのか。

そしてその子が何をやりたい、できるようになりたいと思っているのか。

そこがチームで共有されてはじめて私たちの専門性が必要とされるんだなと感じました。




●part4 協働関係を築く目標設定
テーマ1 みんなで決める目標
2)目標設定の不安
・暗黙の了解として存在する「支援」という言葉を、私たちは問い直す必要がある。
「支援」という言葉が存在すると、支援する側と支援される側の関係性が生まれます。

・問題に直面する側の人の生活の保障が多い

テーマ2 視点を「届けたい教育」に変えていくための面接
1)目標設定の目的を共有する
不安に感じたり、問題を感じたりするのは、皆さんが本当はこうなってほしいと強く願うことがあるから。
それが出来ない状況に問題や不安として感じている。できるようになってほしいと思っていることを目標にしていく

6)目標がかなった先の期待する生活を共有する(長期目標)
視点が問題行動の解決だけに向いている時は、将来を期待するという視点をもちづらく、長期目標の立案も視点を変えていく過程が必要になります。


この本を読むまでは、私も当たり前のように「支援」という言葉を使っていたと思います。

こうした言葉一つひとつを大切に扱うか否かで、気がつかないうちに対象者の方との主従関係ができあがっていってしまうのではないかと思うと恐怖を感じました。

 目標設定について、私たち療法士はどうしても「できないことをできるようにする」という視点が強くなりがちです。

確かにそういった視点は大切ですが、やはり子どもの将来をどれだけ明るいものになるよう期待することができるか、

というプラスの視点を持つ方がチーム(ここでは先生や親御さん)で目標を共有していくことがより現実的になるのではないかと感じました。




●part5 チームでかなえるための情報共有
1)活動単位ではなく工程(行為)単位で見るー作業遂行を評価する
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表1 課題と工程と目的志向的行為

4)学校と連携する取り組み
〔@ 先生の期待するクラス作りを知る〕
〔A 担任の先生の教育の実現に向けてクラス全体を評価する〕
善悪の判断をせずに1つの現象として見ていきます。
行動から子供たちの状況を把握していく
〔B 先生と協働的に取り組むクラスづくり〕
「できないから配慮する」のではなく、「期待すること、できるようになってほしいことを実現するために教育の届け方を先生が自由に作り出す」という考え方にもとづいています。



1つの課題を各工程に分けて考え、その子が何ができて、何が苦手なのかを知る。

作業療法ではこれを作業遂行評価と呼びます。

この作業遂行評価をもとに苦手な部分をただ介助するのではなく、どう工夫すればできるようになるのかを考えることが大切であると感じました。

また、できるようになるためにはその子(人)だけにフォーカスをあてるのではなく、その子がいるクラス全体(環境)やその子が期待されている活動(作業)と、

それぞれが組み合わさることでどのような相互作用が働くかを考えていくことが作業療法士には求められていると痛感しました。



6)「卒業」がもたらすエンパワメント
@ゆいまわるの「卒業」とは
「完全に成長した卒業」ではありません。「この生活(環境)で育てていける(成長が期待できる)=卒業」なのです。




ゆいまわるさんが目指すものは作業療法士がいつまでも関わり続けることではなく、


先生や親御さんたちで届けたい教育やその子が期待される活動に参加できるようになることである、と話しておられました。


この卒業という視点は私がいる高齢地域分野にも十分繋がる話であると感じます。


私たちが常に関わり続けなければ、その方がしたい作業、することが期待されている作業に取り組むことができない。


おそらくそれでは依存体質を生み出すことになるのではないかと感じます。


作業療法士は自分自身もその方にとっての環境因子であるとメタに捉え、常に自分の関わり方一つ一つを意識していく必要があると感じました。


以上です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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2021年08月30日

マンスリー報告 ともに行なう家事(調理・買い物)


ともに行う訪問介護事業所の介護福祉士・作業療法士・調理師いとうです。


身体介護の見守り的援助"共に行なう家事"です。
リハビリテーション・ケア研究大会2019金沢
での報告はこちら↓

右手首骨折による手指の拘縮と古い既往歴として頭部外傷による記憶障害などの高次脳機能障害も残存されています。

身体介護の見守り的援助"共に行なう家事"では、訪問リハビリテーションと連携し、安全に包丁使用しての料理や肉類や野菜などの生鮮食料品の買い物、賞味期限の管理、小分け冷凍保管などをサポートしています。

今月もあり合わせの材料で旨いもんを作りました。


第1週目!

きゅうりと塩昆布の和え物
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アスパラガスと椎茸のカット。
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椎茸&アスパラガス、ウインナーの炒めもの
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冷凍庫内に肉やキノコ類の小分け保管も行なっています。
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第2週目!

豆苗のツナサラダ。

すっかり得意メニューになった煮卵づくりも。
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今では利用者さまご自身で2回、3回と作り置きされています。

冷蔵庫に長らく眠っていたしめじをバター醤油でソテーしました。
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第3週目!

冷蔵庫の奥に眠っていた糸こんにゃくを使わせていただきました。
ハサミで細かくします。
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豚肉のすき焼き風。
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「糸こんにゃく、こんな使い方もあるんだねェ」
と、感心顔の利用者さま。

冷蔵庫に大量にあったちくわを16本カット!
醤油、みりん、炒りごまで炒めもの。
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ご希望があり、レシピをメモ書きして冷蔵庫に貼っておきました。


第4週目!

八百屋で大量に買ってこられた青ネギをカット。
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カットした青ネギは冷凍庫にも保管しました。

小麦粉が無くなったので、片栗粉も加えて、ほんだしで味を整えます。
冷凍庫に小分け保管していたウインナーを加えて…
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混ぜ合わせます。

「うまいこと行くかなぁ…楽しみだなァ」
と、利用者さま笑顔です。
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そして、焼きます!

ネギ焼き!
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「この緑がキレイで旨そうだねェ、写真撮ってみたら?」
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と、利用者様から提案され撮った一枚。

そして、もう一枚。
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味見すると、
「こりゃ旨いねェ〜」
「晩御飯が楽しみだわァ」
と、破顔一笑の利用者さま。

八百屋さんで買ってこられた三つ葉にちくわを加えたすまし汁にしました。
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冷凍うどんを入れても旨そうです。

この写真を見せると利用者さまは、
「いいなァ〜」
と、嬉しそうです。

料理は、毎回写真に撮って作業中に確認してもらっています。

これは盛り付けで見た目をキレイにすることにこだわることで、よりワクワク感や楽しさを感じてもらうことを意図しています。


「暮らしの料理学」(NHK出版)の著者で料理家の土井善晴さんによると、
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"料理は暮らしをつくる"

"味覚のおいしさは思いがけないご褒美"

さらに…

"食べるという行為は、視覚、聴覚、触覚、嗅覚によって予測し、結果を見極める味覚によって、その予測と結果の誤差に、楽しみや幸福感を味わうもの"

"予想以上のおいしさに出会った時、私たちは喜びを感じ、その喜びは経験に蓄積され、別の機会でおいしさに再会した時に大きな喜びとして蘇る"

としています。

土井善晴さんが綴ったこの文を読んで、利用者さまと行なっている料理は、単なる訪問介護というより、ほんとに良い記憶や感情面、QOLへのリハビリテーションにもなっているなぁと、料理の持つチカラを実感します。

記憶障がいをも打ち消してくれそうです。

人の"おいしい''から始まる意欲、動機、モチベーションは、人の行動の大きな源泉になるなぁ…とあらためて思います。

▼「考える食」↓
野崎洋光さんの著書 
「美味しい法則」より
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今日使って無くなってしまった小麦粉を、次回までに利用者さまはスーパーへ行かれた時に忘れずに思い出して、買い求めることができそうな気がしています。これは来週も楽しみになってきました。


ともに行う訪問介護事業所は、なめだリハビリテーションクリニックの訪問リハビリテーションや他訪問介護事業所と連携し、身体介護による見守り的援助"ともに行う"で利用者様の重度化予防、QOL向上、自立生活支援をサポートします。

2021年08月27日

(2年目療法士向け)新人研修プログラムzoom講義「循環器」


人材開発室のPT軽部、OT伊藤です。

8/27は新人研修プログラムzoom講義「循環器」担当はPT軽部です。


実際にあったケースを通して学びます。

今回ケースとして挙げさせていただいたのはデイサービス利用者様。
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事前にケースのアセスメントを参加者各自にしてもらい、発表してもらいました。


心不全の症状などを確認しました。
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最後に今回のケースとなったデイサービス利用者様の血液検査から読み取りながら、リスク管理を含めたケースへの対応を振り返りました。
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今回のようなケースカンファレンスは、自分だけでは捉えきれなかった疾患や障害特性への視点や解釈、そして対応を他のスタッフから学ぶことができる貴重な機会となります。

ご協力いただいた利用者様、ありがとうございます。


当日参加できなかった方々には、録画資料を閲覧できるように録画URL、YouTubeの動画URLを各事業所メールへの送付に加えて、Googleドライブで共有しています。
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When one person teaches.
Two person learn.
"独りが教えると、両方学ぶ"

教える人が学ぶ姿勢を見せ続けることで一緒に変われる。

教える側が学び、ともに成長するという関係性へ。

"よき臨床から、よき教育と研究が生まれる"
"よき研究から、よき臨床や教育も生まれる"
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【堺利用者様】兄ちゃんのブログ No.3

No.2も読んでいただきありがとうございました!
前回は真面目な内容だったので、
今回は柔らかい内容でいきたいと思います。
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No.3は私も大好きな、和菓子の話です。
地元堺のおすすめの和菓子を3つ紹介します。

@古墳焼(1個175円)
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粒あんと抹茶あんの2種類があります。
ほどよい甘さで美味しいです。
饅頭ではなく、手のひらサイズのあん巻きです。

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お茶のおともにいいですね。
御陵の焼印がかわいいです。お土産にもどうぞ!

詳細↓

Aけし餅とニッキ餅
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お餅が美味しいです。
古墳焼きより少し甘いかな?
もちろん嫌みの無い甘さです。
無添加で、1つ135円。

創業470年のお店は昔のままの雰囲気で、
包装紙は『吾輩は猫である』の表紙を描かれた方がデザインしています。

ニッキは好き嫌いがあるでしょうが、私は大好きです!

詳細↓

B大鏡
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知られた堺の銘菓です!
しろあんであっさり味です。

大鏡の形状は三種の神器の1つである
八咫鏡(やたのかがみ)から来ているそうです。

詳細↓

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【番外編】昆虫自販機
詳細↓

綾ノ町にある食べられる昆虫が買える自販機です。
ゲンゴロウ、タランチュラ、カブトムシ等があります。

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以上、おすすめの和菓子でした!

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↑誕生日にデイでもらったプレゼントです。
「釣りに行きたい」と大きく目標を書いてもらいました!

次回は私のリハビリについてお話したいと思います。
続きを読む
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2021年08月23日

第6回オンラインらふとーく


8月20日(金)失語症友の会『オンラインらふとーく』を開催しました。



早いものでオンライン化してもう6回目!

今回はスペシャルゲストで、
大正の元主任の村上STが参加されました。


はるばる北海道から。
しかも、バックにはオホーツク海!



参加者様からも「おおーーー!」と声が上がっていました。
ちょっと北海道旅行気分です。


【近況報告】
接続の待ち時間と近況報告ではワクチン接種が話題に。
みなさん2回目も接種され、腕が痛かったり、熱が出たり・・・

終わればこれも話のネタという感じで、
みなさん笑いながらお話されていました。

さらに年に1度の贅沢、
土用の丑の日に鰻を食べに行った話や・・・

和歌山の中華料理屋さんの話や・・・


森さんからはリハビリモデルのお話が。
他の参加者様も森さんの活動に興味津々で、質問が飛んでいました。



【海外旅行クイズ】

今回は、動画を使って海外旅行クイズを行いました。


外国の映像を見ながら、どちらの国か当てます。

中には行ったことのある国もあったようです。
みなさんよくご存知で正解の連続でした。

コロナが収まったら海外旅行にも行きたいですね。
最近はオンラインツアーもあるそうで、
伊藤さんから紹介がありました。

利用者様揃ってデイから参加できたら楽しそうですね。

偶然にも、今回ご参加の村上STは世界一周の経験あり!
今回のクイズで出た国はほとんど行ったことがあるとのこと。
参加者様も驚いておられました。

【まとめ】
みなさんの楽しそうな様子を見ることが出来てほっとしました。
緊急事態宣言の解除も見えない中、
オンライン環境を整えておいてよかったと思うばかりです。

今回は村上STが北海道から参加してくださり、
オンラインだからこそできる出会いや交流の機会になったと感じました。

2021年08月22日

新人研修プログラムzoom講義「セルフアウェアネス、EQ、感情マネジメントなど」


人材開発室のPT軽部、OT伊藤です。

8/20は新人研修プログラムzoom講義「セルフアウェアネス、EQ、感情マネジメントなど」担当はOT伊藤です。


はじめに参加者の皆さんで、今の気分をムードメーターを使って、可視化-言語化してもらいました。
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「感情マネジメント」池照佳代著、ダイヤモンド社より

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この時のわたし自身の気分は、ムードメーターで表すと、3-6の"リラックスしている"か5-6の"気楽"。

いつものようにギリギリまで研修の用意をしていて、ある程度まで(なかなか満足することができない症です)完成したところでした…やっと少しはエエ話しができそうやなぁ…という心持ちでいました。

研修中は参加者の皆さんのご協力があり、6-7の"楽しい"や6-9の"遊び心のある"という結果でした。

このように自分の感情を知って、周りの人に伝える機会はなかなかないでしょう。

職場では感情を表に出さないことが当たり前のこと、もう少しいえば、何があっても冷静でいるのが美徳のような感じでとらえられているかと思います。

ムードメーターを活用している方々でも、本人や周りの人たちが慣れないうちや心理的安全性がなければ、左下部分の5-5以下の"落ち込む"や"不機嫌"などで表すことはなかなか難しいようです。

自分のなかで押し殺していた感情を表に出して、話すこと、文字にすることで、自分の状態がわかるようになるだけでなく、周りの人もわかってくれるようになるということです。

また、相手の感情にも共感できる力も発揮できるようになり、寄り添い、心理的安全性のある人間関係を築けるようになるということです。

企業や組織、職場、家族のなかでも活かせそうです。もちろん利用者様支援や関わりのなかでも。

そのキーになるといわれているのがEQ(Emotion intelligence Quotient、感情知性、こころの知能指数、共感能力)。

※欧米ではEI(Emotion Intelligence)が一般的呼称

前著ではEQとは、自分や他者の感情を理解したり、適切に表現したりするスキル。他人や周囲の感情を適切に理解し、働きかける能力。とした。

1990年代にEQという概念を考案したエール大学のピーター・サロヴェイとニューハンプシャー大学のジョン・メイヤーが"IQ(Intelligence Quotient、知能指数)が高くてもビジネスで成功していないのはなぜか?"という問いを立てて調査研究を開始。
"社会で成功している人は、セルフコントロールや対人関係能力に優れている"という理論を提唱した。

EQの5大要素は以下の通り。

1.自分の感情を正確に知る
2.自分の感情をコントロールできる
3.楽観的にものごとを考える
4.相手の感情を知る(いわゆる共感能力である)
5.社交能力(これを身につけるためには、上記4つの要素を満たす必要がある)

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共感とは…
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セルフアウェアネス、自己認識について。
"自分を知ること"をいくつかのワークを通して学びます。
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参加者のみなさんにも傾向をお聞きしました。


自己認識の4つのタイプ。
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参加者のみなさんにも自分のタイプを考えてもらいました。
これはその時々の状況に合わせて変わることもあると思います。その時々の相手や状況によって使い分けるというか…

利用者さまを知ることは、自分を知ることにもつながる。
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生活期リハの利用者さまへの関わりで大きなヒントになると思います。


なぜ自己理解と他者理解が必要なのか。
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深く傾聴するための題材にもなりそうです。


16personalitiesの個人ワークで自分の性格を知ります。
▼こちらから
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参加者のみなさんとやってみました。

アニメ版のタイプ表は参考になります。
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ドラゴンボール版とスポーツのピクトグラム版はようわかりませんよね…
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わたし、参加者のみなさんのそれぞれのタイプを発表し合いました。

自分のことを知れただけでなく、参加してくれた新人のみなさんのこともたくさん知ることができました。

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あっという間の楽しいプレイフルな時間で、ついつい写真を撮り忘れてしまいました…すでに退出してしまった方々もいます。お休みのなか参加してくれた方もいました。いつも参加ありがとうございます。


セルフアウェアネス(自己認識)で自分を知ることは、感情マネジメント、聞くこと=傾聴、他者理解につながるということがよくわかりました。

これらは生活期リハでの関わり、職場づくりにも大切な視点で、良い影響を与えるということをあらためて感じました。


当日参加できなかった方々には、録画資料を閲覧できるように録画URL、YouTubeの動画URLを各事業所メールへの送付に加えて、Googleドライブでの共有も始めました。
ともに社外秘、限定公開のため取り扱いには留意していただきご活用ください。


When one person teaches.
Two person learn.
"独りが教えると、両方学ぶ"

教える人が学ぶ姿勢を見せ続けることで一緒に変われる。

教える側が学び、ともに成長するという関係性へ。

"よき臨床から、よき教育と研究が生まれる"
"よき研究から、よき臨床や教育も生まれる"
posted by Active at 12:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 人材開発室

2021年08月20日

社内メールマガジン"アクティブ流"2021年10月号 巻頭言「コロナ禍、自分たちが出来ることは何でしょうか?」PT中原英雄さん(大阪法人統括・取締役)


皆様、日々の感染対策に加えこの暑さ気候変動の中での業務お疲れ様です。


コロナ、コロナ、コロナの毎日でリモートなど新しいことに慣れながら過ごさないといけなくなっています。


否が応でも変化に対応しなくてはならなくなっているので、ストレスも溜まり続けていることと思います。


コロナ禍の中で私たちの仕事は生活に欠かすことができないこととして位置づけられているので、出来る事、しないといけないことをきっちりとしていきましょう。



では…


"自分たちが出来ることは何でしょうか?"



もちろん目標設定を行い利用者様に向き合っていることは変わりないと思いますが、確実に今までより活動量が減っている方がほとんどです。


おそらく同じ運動をしても維持できないでしょう。


また目標設定も変わっていると思います。



コロナが騒がれだした時にケアマネ連絡会からリハビリ連絡会に自粛中に何か自宅で出来ることはないですか?と言われ、生活応援知恵袋というものを、データで配布しました。


これはコロナ前に東成区内のリハビリ専門職で作成したものです。


過去に作成したものが大活躍しました。



リハビリが関わっているケースは日頃自主トレ指導なんかしているから大丈夫かと思っていましたが、ケアマネさんに現状をおうかがいすると…


「何も教えてもらってない」

などと、回答される利用者様が多いのが実状のようです。


しかしこんな声も聞かれました。


「なかなか自主トレなんかしなかったけど、前にリハビリの人にもらった自主トレメニューをしてみた」


「体の調子よくなったわ」


などと、言われている方もいるようです。



後になって役に立つこともあるので、今できる事を考え、目の前の利用者様のことに集中することが大切と思います。


またコロナが怖いから訪問自粛するという声も多くきかれました。


仕方ないか…で終わってしまうのかでも変わってきます。


今はそういうことも想定した在宅介入が必要になってきています。


あらゆることを想定していかないといけなくなってきています。



今回はなんとなく思ったことを書きましたが、やはり毎日の積み重ねが重要です。


日々の業務を今一度見直し、まずはちゃんと挨拶するなど当たり前のことから見直していきましょう。


"利用者様の前ちゃんとする!"、そうそう簡単に出来ることではありません。


まずは日頃から各々が自分にできる事を考える機会にしましょう。